その1. リモート面会の負担を大きく削減
一般のネット会議をそのまま利用したリモート面会は、いくつかの課題が解決されないまま人手による運用でカバーされ、入院患者・看護士・スタッフ・面会者のそれぞれの皆さまのご負担や利用制限などにつながっています。『ワンクリック面会』では、これらの課題を自動化と新たな手続き・手順によって解決し、最小限のご負担と制限不要なリモート面会を実現します。
これまでのリモート面会と『ワンクリック面会』を使用した場合の手続き・手順の違いを、つぎの図に示します。
『ワンクリック面会』+リミュート は、昔路上にあった公衆電話ボックスをイメージしてください。
スマホの番号を入力するだけで面会相手につながり、バリアフリー動画電話ボックスです。自身で移動できる患者さんに対してはスタッフ・看護士のサポート・負担は不要となる運用も可能です。
ネット会議システム利用時の課題点
あらためて、ビジネスシーン前提のネット会議システムをそのまま利用したリモート面会の課題点を確認してみましょう。
- 面会予約と面会リンク/IDを受け取るため、面会希望者は専用窓口(電話やメール)経由での事前申請が必要
- 事前申請に対する処理負担が病院スタッフ等に発生(利用機器の確認/会議システムで会議室予約/リンクまたは会議IDの返信など)
- スタッフの負担増を限定するため、リモート面会の実施日や件数、実施場所(院内)を制限
これらの課題は、ビジネス利用のネット会議が、①個々人がメールIDを保有している、②主として自身が使用するPC利用、③主催者は会議予約の処理を熟知している、ことを前提としているためです。
『ワンクリック面会』での自動化による解決策
『ワンクリック面会』のコンセプトは、❶参加者のメールID保有を前提としない、❷利用はPCより携帯が主、❸煩雑な手続きはすべて自動で、を前提としています。
『ワンクリック面会』が解決する自動化による新たな手続き・手順、それらによる改善内容は次のとおりです。
- 面会は、開始時に患者さん側から開始 ➡ 面会希望者による事前申請を不要にします
- 自動でのネット会議室の取得と開始 ➡ スタッフによる会議室予約作業を不要にします
- 面会用リンクの自動SMSメッセージ送信 ➡ 個別メールや電話による連絡作業を不要にします
- 面会者側機器はスマホ利用(パソコンも利用可) ➡ 専用機器は不要で、面会者側の場所を選びません
- 面会開始は面会者電話番号入力だけ ➡ 面会開始時のスタッフ・看護士サポート負担を最小限に抑えます
『ワンクリック面会』のご利用にて、関係者のご負担を増やすことなく、リモート面会を患者の皆さまやご家族により身近なものとしてご利用いただけます。
その2. 選べる二つのインフラ
『ワンクリック面会』はZoom版と当社オリジナルの『すくやかWeb面会』版をご用意しています。
ご利用目的や既存のインフラ、運用方法等により選択が可能です。
Zoom版
同一パソコンで通常のZoomをご利用をされる予定や、院外と接続したイベント実施、読み聞かせの実施などを予定される方は、Zoom版をご選択ください。
既にZoomでリモート面会を実現されている方は、追加機器等は必要ありません。ご利用中のPCとZoom IDにて『ワンクリック面会』をご導入いただけます。
『すくやかWeb面会』版
『すくやかWeb面会』は、当社が提供するリモート面会に機能特化したウェブ面会システムです。
面会者側のスマホへのアプリ導入が不要で、面会者側の負担をさらに軽減することが可能です。
また、院内システムや課金システムとの接続等、独自の運用や追加機能開発が必要な場合もこちらを選択ください。